上手なかかり方
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上手なかかり方


2018年10月公開
2021年11月更新

病院選びで迷ったら

初めて婦人科を受診する場合、まず、どの医療機関に行けばよいのか、迷う方も多いことでしょう。
子宮筋腫の診断や検査のために受診するのであれば、住まいや職場の近くで評判のよい婦人科クリニックや病院を選ぶのもよいでしょう。クリニックであれば、婦人科の病気、とくに、子宮筋腫の検査や治療を多く扱っているところを選びます。
近くのクリニックや病院で治療を続けることもできますし、診断結果、治療の必要性、治療の種類に応じて他の病院へ紹介されることもあります。

2016(平成28)年からは、クリニックなどの紹介状なしで大病院に初診でかかる場合は、診察料とは別に、5,000円以上の特別料金(「大病院受診時の特別の料金」)を支払うことになっています。2020(令和2)年4月からはこの対象が病床200床以上の病院にまで拡大されました。
なお、すでに子宮筋腫であることがわかっていて、自分が受けてみたい治療法(「治療の選択」参照)がある場合は、その治療法を行っている医療機関を受診し、相談することも検討されます。最近は、ホームページに治療実績等を公開している病院も多いので、参考にしてください。

受診時の心がけ

婦人科を受診するときには、初診時の問診(口頭で医師の質問に答えること)でどんなことを聞かれるのかあらかじめ知っておき、正確に答えられるように準備していくとよいでしょう(「自分でつくるわたくしnote」 「子宮筋腫の検査」参照)。
初診時には、通常、問診票の記入をすることになります。最終月経(直前の月経)はいつか、妊娠、出産歴、月経の周期、閉経の有無、出血量の多少、月経期間以外の出血(不正出血)の有無、貧血の有無、しこりを感じるか、下腹部痛の有無、便秘や頻尿など、自覚症状についてしっかり把握して、できればメモにしていくことで、記入がスムーズにいきます。月経の量については、「1時間に1回、多い日用のナプキンを交換する」とか「レバーのような3センチくらいのかたまりが出る」「月経が10日間続く」などと、なるべく具体的に表現するようにしましょう。
また、基礎体温表をつけている方は、持参すると参考になります。

受診当日は、医師が顔色や唇の色、爪の色などを診察時の参考にすることがありますから、なるべく薄化粧を心がけてください。口紅などを診察前に落とし、終了後につけなおすのもよいでしょう。
また、内診のときには、フレアスカートなどゆったりしたものを着用していくとよいでしょう。出血などに対応するため、予備のナプキンや下着を持参すると安心です。
詳しくは、子宮筋腫の検査「婦人科検査の準備と適した服装」をご参考ください。




※このコンテンツは産婦人科の先生にアドバイスをいただき作成しています。