知りたいことば

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2020年11月公開

卵巣がん


卵巣がんとは卵巣に発生するがんをいいます。卵巣は子宮の両脇にそれぞれあり、女性ホルモンを分泌するとともに、卵子をつくり、月経がある期間(閉経まで)は定期的に排卵をします。


卵巣がんの患者さんは40歳代から増え始め、50歳から60歳代前半までがもっとも多くなるといわれています。

卵巣に発生する腫瘍(しゅよう)には、良性腫瘍と悪性腫瘍、その中間的な境界悪性腫瘍があります。このうち悪性のものを卵巣がんといいます。

卵巣腫瘍はその発生する部位によって、上皮性(じょうひせい)腫瘍、胚細胞性(はいさいぼうせい)腫瘍、性索間質性(せいさくかんしつせい)腫瘍などの組織型に分類されています。卵巣がんでは約9割が上皮性腫瘍です。
胚細胞性腫瘍は発現頻度が低いですが、10代前半から20代にかけての若い世代に発症するため、若い人も卵巣がんへの注意は必要です。

卵巣がんは、排卵回数が多いと発症リスクが高いと考えられています。妊娠経験がない、初経が早かった、閉経が遅い人では、排卵回数が多いということになります。一方、卵巣がんの10パーセント程度は遺伝的な要因で発生するといわれています。特定の遺伝子に変異がある場合、卵巣がんの発症リスクが高いことがわかっています。

卵巣がんは最初のうち症状がほとんどありません。腫瘍が大きくなると下腹部に硬いしこりを感じたり、おなかの張りや痛み、頻尿を感じたりするようになります。いつもと違う症状に気づいたら受診するようにしましょう。

卵巣がんの治療には、手術と化学療法が主体となります。腫瘍に伴う症状改善のために放射線療法が行われることもあります。進行度(ステージ)や患者さんの年齢やからだの状態によって治療法が選択されます。

さらに詳しい情報は、「国立がん研究センター がん情報サービス」(外部リンク)をご覧ください。

がん情報サービス




※このコンテンツは産婦人科の先生にアドバイスをいただき作成しています。